こんにちは
ディーメイクでデザイナーをしている山田です。
今回ブログデビューさせていただきます!
今回はカレンダーの撮影で鎌倉彫会館さまへ伺いました。
鎌倉駅東口から徒歩5分のところにあります。
地図はこちら
ご協力いただいた資料館さま
鎌倉彫資料館 さま
鎌倉彫工芸館 さま
鎌倉彫とは?
鎌倉彫とは鎌倉市やその周辺地域で作られる、日本の伝統工芸品です。宋の影響を受け、仏具として作られはじめて以来、800年の時を超えて受け継がれてきました。
カツラやイチョウの木を用いて木地を成形し、文様を彫り、その上に漆を塗って仕上げたものです。
特徴としては、文様以外の部分には刀痕をつけ、彫り跡をあえて残すところです。
日本の昔からある草花の絵柄を中心に、柔らかさとあたたかみを出した漆塗りの製品です。
技法としては、刀痕(とうこん)や乾口(ひぐち)とりが鎌倉彫独特のものになります。
また、漆は防腐効果があるのと、作られる漆器の工程で強度が高いので、明治時代には100年の保証書がつけられるほど丈夫なのです!
実際に撮影した様子
今回撮影させていただくものは江戸時代〜明治時代のものと言われている漆器たちです。
丁寧に保存されている大切な漆器たちをお預かりして撮影をしていきます。
左の写真:奥から火鉢、漆器、筆です。筆のキャップにもとても繊細な模様が施されています。
右の写真:小物入れ
これで一般の人が使っていたものらしいので驚きです。
こんなに細かく模様を掘るなら高貴な方が使っていそうですが、火鉢の模様は昔の量産型のものなのであまり高価なものではないそう。
贅沢ですね。
右の小物入れは梅の花の模様を掘り出してから周りを平らに掘っていくそうです。
撮影はこのようにライトを当てて一つずつ丁寧にカメラにおさめていきます。
影や彫りの深さ、繊細なデザインをいかに活かして撮るか、カメラマンとデザイナーで相談しながら進めます。
完成した写真はぜひカレンダーでご覧ください!
今のところ10月に完成予定です。
今回撮影に同行し、漆器への想いを直接スタッフの方から聞くことができたことで鎌倉彫りへの理解が深まりました。
今の時代、ネットで調べることもできますが、時代の背景や漆器の作り方、色の出し方、どんな風に使用するのかを具体的に聞くことで写真にも反映できたのではないかと思います。
デザイナーもカメラマンもこだわりがありますが、鎌倉彫に普段から関わっている方たちと作り上げていくことでさらにパワーアップしたものを世に送ることができそうです。
影の作り方一つとっても、物によって出方が全然違い、一番素敵に見える作品にするために試行錯誤の撮影会でした。
今後この写真をカレンダーにしていくのにさらに磨きをかけていきますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います!
鎌倉彫りの体験できます!
今回ご協力いただいた鎌倉彫資料館では鎌倉彫りの体験も行っています。
小学生から体験できるので夏休みの思い出にいかがでしょうか?
鎌倉彫会館
大人4,500円〜
小中学生3,500円〜
体験予約はこちらから
▼場所
〒248-0006
神奈川県鎌倉市小町2丁目15−13
TEL (0467)25-1500
鎌倉駅東口から徒歩5分。
鎌倉彫工芸館でも鎌倉彫の体験が可能です!
大人2,500円〜
小中学生2,000円〜
体験予約はこちらから
▼場所
〒248-0014
神奈川県鎌倉市由比ガ浜3丁目4番7号
TEL (0467)23-0154
休館日
日曜日 月曜日 祝日 (7月より土曜日)
JR横須賀線 鎌倉駅から 徒歩10分。
江ノ電 和田塚駅 より海に向かって 徒歩1分。
こちらの記事もチェック!
スタンプを無料で配信しています
Webサイトについても記事を掲載しています