Dataiku 開発者ブログ

【第7回 Data Haiker】Dataiku初中級ハンズオン & アイデアソンに参加しました

アドベントカレンダー専門テックブロガーのthorikiです。

現在弊社では目標である「企業ドクター」を目指して邁進中です。
その中でも中核を担うAIやデータ利活用には会社を挙げて注力をしております。

最近弊社とサービスパートナー契約を締結いたしました、Dataikuさんの初中級ハンズオン & アイデアソンに参加させていただきました。
その様子をレポートさせていただきます。

はじめに

イベントは第1部、第2部と二つに分かれていました。

第1部:Dataiku触ってみたい人集まれ!初中級者向けDataikuハンズオン体験セッション

第2部:Dataikuでどんな事したい? AI活用アイデアソン

ハンズオンとアイディアソンをそれぞれ1時間ほど行うというような流れでした。

第1部:Dataiku触ってみたい人集まれ!初中級者向けDataikuハンズオン体験セッション

今回のハンズオンはDataiku SolutionsのDemandForcast(需要予想)を題材に、事前に配られたcsvから、DemandForcastで利用可能なデータセットに変更するというものでした。

実際に作ったフローです。

手順を全部説明すると長くなるため、端折りつつ、印象に残った点だけ説明します。

データの加工が楽

実際にハンズオンを経験してみて、Dataikuを使うとデータを加工するのが楽ということがわかりました。

加工前

元のデータは21カラムあり、不要なデータが多い。またOrder DateがStringとなっておりdate型ではないため、DemandForcastでは使えない状態です。

またSales(売り上げ)しか持っていないため、1製品の価格がわからない状態です。

加工処理

Prepareレシピを使ってあげれば簡単に加工ができました。

カラムの削除はこんな感じでカラムのプルダウンからDeleteを選択すれば簡単に削除できました。

日付への変換もこんな感じでプルダウンからparse dateしてあげれば、あとはDataikuがいい感じに日付に直してくれます。

また、製品ごとの価格もこんな感じでFomulaを追加してあげれば簡単にカラムを追加できます。

加工した結果

欲しいカラムと欲しい状態に加工できました。

私はETL分野に疎く、他のツールを使ったことはないので、比較はできません。

しかしながら、単純にコマンドだけでデータを加工するより、修正後のプレビュー見ながら操作できるだけで、だいぶ認知負荷が下がりますね。

Dataiku Solutionsの可能性を実感

ハンズオンで特に印象的だったのは、Dataiku Solutionsの便利さでした。感じたことや学びをまとめます。


Dataiku Solutionsの驚き

最も驚いたのは、Dataiku Solutionsが提供するユースケース別のフローのテンプレートです。これを使えば、初めてDataikuを触るような環境でもスムーズに導入を始められると感じました。テンプレートの完成度が高く、ビジネスの現場でよくある課題に直結する構成になっている点が秀逸です。


Demand Forecastへのデータ準備

ハンズオンでは、Dataiku Solutionsの中でも「Demand Forecast(需要予測)」に関連するフローに触れる機会がありました。作成したデータセットも、最終的にはDemand Forecastのテンプレートフローを動かすためのデータ準備に利用されるものでした。

このように、事前に必要なデータを整えるプロセスも含めて手順が明確になっており、初心者でも迷うことなく進められる設計になっているのは非常に魅力的だと感じました。


ドキュメントの充実

また、Dataiku Solutionsには、それぞれのテンプレートフローを動かすために必要なデータ仕様が、専用のWikiにきちんと記載されています。これにより、「どんなデータを準備すれば良いのか?」という迷いがありません。こういった細やかな配慮が、プロダクトとしての完成度の高さを物語っていると感じました。


少し心残り…でも次に活かせる!

時間が限られていたため、ハンズオンで作成したデータセットを実際にSolutionsに読み込ませて動かすところまでは進められませんでした。そこが唯一の心残りではありますが、それでも一連の流れを体験できたことで、Solutionsの活用イメージをしっかりと掴むことができました。


明確な課題があれば即導入可能

特に感心したのは、Dataiku Solutionsがビジネスの課題が明確であればすぐに導入可能な仕組みを備えている点です。初期構築の手間を大幅に省きつつ、具体的なニーズに応じた柔軟な対応ができるよう設計されています。これなら、データ活用を本格化させたい企業にとって非常に有効なツールになるのではないでしょうか。


ハンズオンを通じて、Dataiku Solutionsの利便性と実用性を改めて実感しました。次回はぜひ時間をしっかり確保して、実際にテンプレートフローを動かすところまでいけたらいいなと思いました。

Dataiku Solutionsの詳細についてはこちら

第2部:Dataikuでどんな事したい? AI活用アイデアソン

第2部のアイデアソン前にLLMメッシュの説明がDataikuさんからあったのですが、こちらも魅力的でした。

LLMの利用も簡単にできそう

またLLMレシピを使えば、LLMをフローに簡単に組み込めそうです。

デモではレビューを収集したデータを用いて、レビューのネガ・ポジを出力するというフローを見せていただきました。

LLMレシピを使えば、あらかじめ調整されたプロンプトを用いて生成AIを利用できるそうです。

またプロンプトスタジオを使えば、プロンプトも調整できるようです。

AI活用アイデアソン

AI活用アイデアソンではMiroとアイデアソン用のフレームワーク(名称忘れました)を使いグループワークを行いました。

今回体験したアイデアソン用のフレームワークは、シンプルかつ効果的で、社内の業務改善や新規プロジェクトの発案にも応用できると感じました

参加者各々課題の抽出をした状態

グループワークをしたあと

今回のアイデアソンでは、自分たちのグループだけでなく、他のグループからも多くの刺激を受ける機会がありました。特に印象的だったのは、活発な意見交換の中から実際にビジネスに繋がりそうな具体的なアイデアが生まれていたことです。

まとめ

今回参加したハンズオンおよびアイデアソンでは、大変多くの刺激を受けました。新しい技術やアイデアに触れることで、今後の取り組みに活かせそうなヒントをたくさん得ることができました。

特に印象に残ったのは、Dataiku Solutionsの存在です。これらのテンプレートは、ビジネス課題の解決に直接役立つだけでなく、Dataikuの使い方を学ぶ教材としても優れた題材になるのではないかと感じました。

たとえば、「Demand Forecast」のテンプレートは、必要なデータを揃える過程そのものがDataikuのフロー設計の勉強になりますし、実際のビジネスシナリオに即したプロジェクトを手軽に体験できるのも魅力です。

また、LLMレシピは非常に実用的で、すぐにでも試せそうだと感じました。レビューの要約やネガポジ判定、形態素分析といった実務的なタスクを簡単に実現できる点が特に魅力的です。まずは小さなデータセットで実験し、その可能性を探ってみようかと思っています。

ハンズオンとアイデアソンを通じて、普段の業務ではなかなか触れることのできない新しい視点やツールの活用方法を学べたのは大きな収穫でした。特に、他の参加者との交流や意見交換が、自分の視野を広げる良い機会となりました。


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