デザイン

webデザイナーとしてシステム系案件のデザインをする際に個人的に気を付けていること

こんにちはディーメイクでwebデザイナーをしている鈴木です。
今回は『webデザイナーとしてシステム系案件のデザインをする際に個人的に気を付けていること』について書きたいと思います。

システム案件デザインの流れやプロジェクトでのコミュニケーションについては、しっかりとした記事がすでにたくさんありますので
私個人の経験をもとに、個人的に気を付けていること を書きたいと思います。

突然ですが、webデザイナーとエンジニアが一緒に仕事をする上で悩んだことってありませんか?
「より良いものを作りたい」気持ちは同じはずなのに、なぜかお互いの意見が食い違ったりギスギスするやりとりが発生したり。。。

なぜそんなことが起こってしまうのか、私なりの考察と
気をつけていることについて書いてみました。
共感できることばかりではないと思いますが何かの参考になればと思います。

目次

私が過去に悩んだ問題

  1. HTMLソースコードやデザインが変わっている
  2. 言葉がわからない。言っている意味がわからない
  3. 即時対応を渋られる
  4. なんか怒ってる。。。?
  5. まとめ

1. HTMLソースコードやデザインが変わっている

サイトのデザインやコーディングは、今でもwebデザイナーが担当する事が多いと思いますが
コーディングまで終わった後にデザイン修正が入ることもありますよね。
例えば『お問い合わせのフォームに目立つように注釈を追加したい』みたいなことです。

通常はwebデザイナーに戻されて修正すると思いますが
稀に『webデザイナーがすでに他の案件に入っているから』とか
『細かい修正だから』と言う理由でエンジニアさんが対応している場合もあります。

原本となるコーディング済みのファイルからきちんと修正されていたり
WEBデザイナーの意図通りの修正になっていれば問題はないですが
そうじゃなかった場合、後から気づいて「え!?💢」となったりします。

webデザイナーはデザインやコーディングの際に
見た目やユーザービリティーなどなどを鑑みて
色やオブジェクトに法則性を持たせ、サイトとしてルールやデザインが統一したり
自分以外のデザイナーが後々関わっても大丈夫なようにファイル管理を考えたりしているからです。

要望を伝える時気をつけていること

基本的に要望はお願いで伝える
・理由やどうしたいかは具体的に伝える

もし違う方法で追加されていることに気がついた場合は
対応してくれたことに対してお礼をし
修正したい理由を伝え
修正させてとお願いする

ようにしています。

決して「次からは先にデザイナーに戻してください!」とは言わないように気をつけています。

お願いで伝える理由

何度かこの問題にぶつかるうちに、
webデザイナーとエンジニアさんの『デザイン修正』に対する考え方や優先順位は
ちょっと違うのではないかと思うようになりました。

webデザイナーにとっては、デザインルールやコーディングしたファイル管理を徹底することは
すごく大切なことに感じますが

エンジニアさんにとっては、『正確に動く』や『問題なく動く』こと
早く作業を進める』事の方の優先順位が高いように感じます。

その背景には、それぞれの仕事の違い評価されるポイントの違いなどがあるのだと思います。

webデザイナーとして色々と考えているように
エンジニアさんにもエンジニアさんの考え方や都合があるのです。

なのでこちらの要望を伝える時は
できるだけ丁寧にお願いするようにしています。

2. 言葉がわからない。言っている意味がわからない。

この仕事していると、新しい言葉もどんどん出てくるし
妙に横文字多いし
突然アルファベット2〜3文字に略されてるし。。。
(何言ってるかわからん。。。)と思うことって本当多いです。

大抵の場合は「ググれ」ばなんとかなると思います。

でもエンジニアさんと仕事をしていて、特に経験が浅い時期には
(何か言われたけど、言ってる意味がわからない。。。)
(ググったけどそれらしい答えが出ない。。。)
こともあったりします。

私が過去にあったのは『テーブル』という言葉でした。

コーディングしたファイルをエンジニアさんに渡した時に
「こことここは分けてくれないとテーブルが〜〜」みたいに言われたのですが
私には言われている意味が全くピンときませんでした。

webデザイナーが『テーブルが』と言われたら、
真っ先に表などで使うHTMLの<table>タグをイメージすると思いますが

この時にエンジニアさんが言っていた『テーブルが』は
例えばエクセルのシートみたいに情報をまとめるものだったのです。

わからない時気をつけること

・どこが問題か具体的な箇所を聞く
どうすれば良いか(何を変えれば良いか)聞く
今後どうして欲しいか聞く

エンジニアさんとの会話の中でわからない事があった時は
なるべくこの3つを聞くだけにしています。

3. 即時対応を渋られる

エンジニアさんも、大抵の作業は(多少苦い顔をしつつも)すぐにやってくれます。

でも稀に即時対応を断られたり、渋られたりする事があります。
その場合はよほど重要な変更じゃない限りは無理にお願いしません

素人的に(え?そんなに大変かな。。。?)とか
(チャチャっとやってくれれば良いのに。。。)と思っても
決して口に出してはいけません。

私たちが思う以上に大変な作業なのかもしれないし
他の案件とかスケジュール的な問題でリソースが取れないのかもしれません。
そうじゃなかったとしても決して食い下ってはいけません。

対応を渋られた時に気をつけること

無理に食い下がらない
いつ対応してもらえるかを確認する

もちろん可及的速やかに対応が必要なことに関しては食い下がりますが
そういう場合に対応を渋られることはほぼ無いと思います。

なので変に食い下がらず、いつ頃なら対応してもらえるかを聞いて
スケジュールを取ってもらう方が良いです。

食い下がらない理由

私の経験上、エンジニアさんが即時対応を渋るいくつかのケースがあると思っています。

  1. 本当に忙しい
  2. 本当に(デザイナーが思っている以上に)作業が大変
  3. (即時)対応したくない

1番と2番はもうどうしようもないですが
3番について『!?』となると思います。
でも意外と3番のことも多いと思っています。

ではなぜ(即時)対応したくないと思ってしまっているか想像してみました

今やっている他の作業を中断してまでやりたくない。。。
簡単に引き受けたら今後も気軽に言ってきそうで嫌だ。。。
気分的に。。。

エンジニアさんも人間だもの気分的なこともあると思っています。

だとしても無理に食い下がらず
相手のペースに合わせて事を運んだ方が後々スムーズに行く事が多いです。

4. なんか怒ってる。。。?

ここから先は完全に私の私見です。

エンジニアさんと一緒に仕事をするようになったばかり頃
ちょっとしたミスの指摘や「こうしたら良いんじゃない」と言ったアドバイスの言い方が
ちょっと冷たいと感じていました。

(そんな言い方しなくても良いじゃん。。。)
(私だってちゃんと考えているのに。。。)
みたいなこともよく思っていました。

忙しくてそっけない言い方になってしまったのかもしれないし
もしかしたら口下手なのかもしれない。

でも踏み込んだことを言うと
webデザイナーと仕事をするのがあまり好きじゃないエンジニアさんも
多いんじゃないかと思います。

webデザイナーのこだわりがエンジニアさんにとって負担になったり
デザインに時間を取られて開発の時間がタイトになってしまったり
デザイナーが出す指示が分かりずらかったり

お互い様といえばお互い様なのですが
どうしてもデザインの次に開発に回る事が多いので
仕事の仕方の違い、優先するものの違い、デザイナーの作業が与える影響などが
思っている以上にストレスを与えてしまうのかもしれません。

コミュニケーションに困った時に気をつけていること

エンジニアさんの言い方は気にしない言葉の裏は読まない
言い返さない。どうしても言いたいことは簡潔に説明と結論だけ
エンジニアさんの負担を減らせるよう努力する

多少棘のある言い方に感じても
間違ったことを言ってない限りは気にしないようにしています。

まして言葉の裏まで読んで(私のこと出来ないデザイナーだと思ってるんじゃないか。。。)
なんて考えたりしないようにしています。

また基本的には言い返しません
話し合いの必要があると思った時は
ダラダラと話をするよりは簡単な説明結論や方針だけ話すように心がけてます。

そして一番大切な事は
少しでもエンジニアさんの負担を減らすような仕事の仕方をすることだと思っています。

エンジニアさんの負担を減らすことが一番だと思う理由

色々と話すよりも、エンジニアさんの負担を減らす
仕事の仕方をした方が良いと思う理由は

話し合ってもお互い理解するまで時間がかかる
お互いの心情を理解したところで解決するとは限らない
からです。

毎回同じエンジニアさんとは限らないし
全てのエンジニアさんとわかりあうまで話し合うことは不可能だと思います。

でも開発に関する知識がないとエンジニアさんの負担を減らす事なんて無理なんじゃ。。。
と思うかもしれません。

だけど開発の知識がそれほどなくてもできる事って結構あるんです。

  1. 申し送りの際、内容確認の手間が省けるように具体的に細く指示出す
  2. 文章にせず箇条書きなどなるべく文言を減らす
  3. 指示の書き方のフォーマットをできる限り揃える

1番に関しては、デザインファイルが置いてある場所のURLをつけたり
ディレクトリやページ名(ファイル名)、行数や大体の場所などを
明記するだけでも探す手間を省けると思います。

2番や3番に関しては他の人を参考にしたり
自分なりにフォーマットを持っておくと、書く方も楽だし
見る方も知りたい情報を早く見つけられるようになるので良いと思います。

5. まとめ

色々と書いてしまったので
エンジニアさんと仕事するの怖いなとか難しそうだなと感じてしまった人もいるかもしれません。
そんなことないです!楽しいです!!

メディアやサービスなど動くサイトを作ることはすごくやりがいがあります
エンジニアさんは面白い人が多いです!

開発系のデザインができなくてもwebデザイナーとして仕事はできますが
一度エンジニアさんの魅力にハマったらエンジニアさんのいない案件に
物足りなさを感じてしまうほどです(笑)

チョコが好き、バイクが好き、アウトドアが好き、アニメが好き。。。
ディーメイクにもいろんなエンジニアさんがいます。

この記事を読んで、少しでも開発案件の悩みが軽くなった
開発案件のWebデザインに興味を持った
と言う方がいらっしゃったらぜひディーメイクで一緒に働きましょう!

追伸
ディーメイクのエンジニアさんは優しい人が多いです。


Recruit

ディーメイクでは各ポジションで一緒に働く仲間を募集中! エンジニア、デザイナー、ディレクターなど、多彩な職種があります。
一緒に成長していきましょう!

最新記事

おすすめ記事リンク

-デザイン